6.22 Geshi

2007.6.22 夏至の日

6.20 赤坂キャンドルナイトイベント
最後に働いていた場所が赤坂
そこで今年の夏至の日が始まった
イベントが終わりそのまま長野に行き
次の日に神宮寺から平和の火をわけてもらう

6.21 山梨県西湖で行われているWPPDに向かう
集会場でキャンドルを灯し
その後夜中の2時からセレモニーが始まる

多くの人が集まったので輪は二重となり
沈黙の中それぞれの祈りが捧げられる
すべての祈りが終わり
サークルが閉じられていくと
夏至の日の、日の出をむかえた

挨拶を終え、そのままひとり東京にむかおうとしたら
晴れた富士の山におおきな雲の渦が、
まるで龍の巣のような雲があらわれた
皆のサークルでの祈りが固まりとなって
天に昇っていった気がした
無事に東京に戻り代々木公園へ

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雨も降っているから中止なのかと思ったら
誰もそんなことは考えておらず
淡々と準備が進む
スタッフや友人達が積極的に働いているのを見て
今までには感じた事の無い安心感を覚えた

夕方渋谷のWOMBにも行き夜のイベントの準備を始める
また公園に戻り、夏至フェスが始まる
雨が心配だったが、キャンドルを灯し始めたら止み始めた
悪天候にも関わらず多くの人が集まり、特別な時間となった

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ボビンの歌を最後まで聞く事ができないままWOMBに向かう
静寂な公園からは変わって、渋谷では大音量で盛り上がる
去年よりもさらに多くの人が集まり
東京の夜らしいひとときを過ごす

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朝仲間達とともに荷物を入れ替え、青森県六ヶ所村に向かう
週末の渋滞があり、都心を抜けるのに時間がかかったが
天気は最高で、無事に日が暮れる前には到着出来た

六ヶ所村アースデイの会場では再処理工場のことはもちろん
憲法9条のことなどいろいろなことがはなされた

緩く平和的なイベントだったが
WPPD実行委員長のよしえさんとも合流出来て無事にライブを灯せた
そして最後の夜、平和の火も消した

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この何日間、常に平和の火とともにいたからか
”平和”というものをいつも考えていた
旅の合間に、その都度その考えに対して友人とも話したが
自分の思うその答えに対して
またその行動に対して
この旅の何日間、自然は答えてくれたような感じがした

すべての場所が予報で雨でも、灯すときが来ると必ず雨風が止み
しばらくの静寂を与えてくれた
消す時が来ると風が吹き教えてくれた
問題となっている青森も最高の天気で照らし出し
ここが素敵な場所である事を教えてくれた

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これまで色々な場所で灯す時はいつも
この時、この場所で自分が行う行為に対して
ギリギリまで自問自答をしてきた
それに対して周りの人が答えを出してくれたりもしたが
多くは自然が答えを与えてくれた

今回のこの旅は正しかった
全てを終えたとき、そう思った
多くを学び、そして改めてたくさんの人の支えも感じた

3年続けたこの夏至の日に平和の火を灯す旅は
ひとまず今年で終わりにしようと思う
2004年ワールドピースプレイヤーデイから始まった
自分なりの平和の祈り、その形を表す旅

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毎年日常より、少しだけ特別な夏至の幾日かを過ごしてきたが
来年は改めてキャンドルナイト自体を見直したり
また自分自身を見直してみたいと思う
これもこの夏至の旅を始める前からなんとなく考え始め
旅の途中のいくつかの出来事から導き出した結論だが
旅が終わった今、はっきりと来年のヴィジョンがみえた

全てが自分の勘違い
たまたまの出来事や偶然の天気
そういった事から勝手に勘違いしている事かも知れない

それでも
ここまでの旅から導き出されるこの先の道を
多くのものに耳を傾け
注意深くもすすんでいきたいと思う

夏至の日のキャンドルナイトで
“戦争を終わりにする”
そう言った時から、いまでも諦められず
どうしたら良いのか模索している
今年よりも来年、今日よりも明日が
さらにそこに近づけるように頑張りたいと思う

この旅に参加してくれた人
協力してくれた人
受け入れてくれた人
全ての場所
全ての時間に
改めて感謝します

ありがとう

2007.06.25 JUNE

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