2012.09.11


今年も9/11がやってきた

あれから何年経ったのだろうか

またどれほど自分はかわったのだろうと
ちょうど3/11の震災が起きた年の9月に考えた

あの日

テロの起きた9/11

きっと
あの日から世界はそして自分の世界も大きく変わった

そんな気がしていた

あの日からは
毎日が劇的に反省と成長のくりかえし

大きく変わった世界の正解を探す毎日だった

大きく変わらざる得ない毎日を過ごした

だから
2011、9/11は走り続けていた

あれから
もしくは3/11からどれほどの時間がたったのか
長かったのか短かったのかすら判断はつかない

人が
人間がおこした大きな革命

あの9/11に起きた、たくさんのテロは事故や事件ではなく

きっとこれは、よくも悪くもひとつの大きな革命だったんだと思う

そんな11日という同じ日に
地球が
おおきなメッセージをここ日本におくってきた

原爆の残り火の”平和の火”を灯し
原爆の力を知り、戦争の力を知り、学ぶという事の力も知った

深い悲しみ達ともたくさん触れてきた

そして深い憎しみとも

そこには大きな真っ黒な穴があいていた

“破壊と創造”

きっとこの世界は

ながくながく破壊の時代が続いた

本当はもう破壊すべきものなどないはずなのに破壊し続け
そして
創造する事なく
すべてを誰かのせいにし続ける

”戦争”があるおかげで人は進化するという

でもその戦争が進化していることに意識はない

テロを犯した人々はたしかに勝利した

いまだに負けてはいないだろう

ただ何をもって勝利なのだろうか

酷い事をした日本
酷い目にもあった日本

日本人にしかできないことがあるはずだ
ずっとそう思ってきた

気がつけば長い旅となってしまったが
ひたすらに
大きな黒い穴を灯すことをしてきた

誰のせいにもすることなく
大きな黒い穴とともに

”平和の火”を灯したことによって
自分は強くなった

悲しみの大きな穴を灯す旅は自分を強くしてくれた

ただそこには
しっかりとしたひとつひとつの約束が生まれた

2011、9/11は走り続けていた

あれから
もしくは震災のあった3/11からどれほどの時間がたったのか

長かったのか短かったのかすら判断はつかない

いままでの約束を果たすためにも

すべてを背中に背負い

地球が示した正解を生きるために走り続けた

正解を知るために
悲しみが溢れる場所に何度も通い続けた

時折
感じる事ができる完全なる時間

2012、9/11
宮城県山元町で感じることができた

震災からいくつもの場所で灯してきたが
この時は
とてもちいさなサークルだったけど本当の平和の輪が創造できた

風も止み、雨も降らず、遠くではいくつもの雷が鳴り響く中
津波のあとがまだ残るその場所は穏やかな静寂が生まれ

必要な数のロウソクと必要な人が集まった

自分のできることはとても小さい

それでも創造する

自分の知っているもの
出来うる限りで創造する

多くを求めたりはしない
かといって諦めるわけでもない

ただ創造し続ける

これまでの約束を守るために