故郷”夜の森の桜”の歌

原発事故のため帰れなくなった町の桜を想い、詩を作った仮設の遠藤さん
その詩に歌をつけてくれた青谷明日香さん
二回目の桜の季節もともに過ごすことが出来ました
明日香さんの歌にあわせて子供達も大きな声で歌っていました
親を亡くしおばあちゃんと暮らす子供、遠藤さんの子供も仲良く大きな声で
故郷”夜の森の桜”の歌をうたっていました
除染活動は進むものの、安心して住めるはずではないのに
帰らなければいけないことになりつつあるいくつかの町
”帰りたい気持ちはある”
”でも帰って生活できるかは別だ”
とよく言われます
仲良くなったお母さんのかつての仕事は田んぼや畑、茸狩りや山菜採り、そしてどぶろく作り。
帰るという事はどういうこと
生活とは?仕事とは?そして生きるとは?
どうしようもない大きな問題
自分に出来る事は少ない
この月命日の日に
新潟中越地震の川口から”おとう”が福島のみんなに逢いに来てくれていた
塩竈からも平塚さんが参加してくれた
東京からも福島出身者が参加してくれた
郡山の仮設で暮らすお父さんも借り上げで暮らすお母さんもかけつけてくれた
自分に出来る事
それは悲しみを知った人を繋げる事
自分は本当の悲しみを知らない
でもたくさんの悲しみを知る人から喜びを与えられてきた
灯すべき時に灯すべき場所を灯し
大切な事を伝える
まだやれることがある