2015年9月4日の夜

 

9/5原発事故からの避難から帰町が始まる日

その前夜
たくさんの想いを灯しています

津波で家を流された場所

除染して数値が低くなっている運動場

天まで想いが届くようにサーチライトとともに

たくさんの想いを灯しています

 

帰れる事の喜び
帰っていく事でうやむやにされていく問題

あの震災で亡くなった多くの方々は今のこの日本をどう思っているのだろう?

暗闇の中

波の音と虫の音と

手伝ってくれているたくさんの人達の声

少しでも多くの人に伝えたくfbを開いたものの

何を伝えたいのか

わからなくなる

 

 

 

大きな津波がやってきた

あらゆるものを飲み込んでそして
また海に帰っていった

帰る所をなくしたすべての魂

帰りたくても帰れなかったすべての人々

原発事故によって生まれたたくさんの放射性物質

かつて家が在った場所も

店が在った場所も

犬とのさんぽ道すらも

たくさんの名も知らぬ草花に覆われている

大きな真っ黒い袋の山がかつての家々の数以上に並び
ここの夜に生活の灯りは光る事がない

ただただ風の音と波の音
そして虫達の声がこの暗闇の町をにぎやかにする

憲法と平和

安全保障と戦争

最近良く聞かれる言葉達

人々が暮らせなくなったこの町の平和とは何なんだ

この出来事から学ぶべき安全とは何なんだ

戦争と言うものは国と国がおこなうことを意味するのだろうか

原発や再処理工場ができていく行程も
戦争が始まる前と良く似ている

原発事故が起きたあとも
やはり戦争と同じことがおきている

成仏しない人々の声を聞き
学び
そして伝える

本当にこれでいいのか

亡くなった多くのひとたち

新たに生まれ出た放射性物質たち

世界中の人達

本当にこれでいいのかと