言葉

 

ブログを始めた時
自分の言葉を書くことができなかった

 

日記のように書ければいいが
そんなに器用ではなかった

 

いつも考えていることは同じで
出て来る想いを伝える言葉は
歳をとっても
たいして増えやしない

 

時折読み返そうともするが
恥ずかしくもなるし

何一つ達成していない自分に腹も立ったりする

 

311震災から7年目

熊本地震発生からのバタバタで
未だ緊急事態のままでいる自分と世間との温度差はかろうじて感じている

 

震災前の
空回りしていた原発反対運動を思い出したりする

 

言葉にせず

ただ粛々とアクションすることができたら

 

そう思っても
活動を支援してもらえるように
多くの人たちに
言葉を用いて伝えなければならない仕事がある

 

それができなければひたすらに働き
自分でなんとかすればいいだろうと
変わらぬ頑固さが出てきてしまう

 

だからダメなんだろうな

 

 

反省をアピールすることになってしまう時点で書くのをやめたくなってしまうが
書きたかったことに戻ろう

 

熊本や九州でたくさんの水害被害が発生している
現在もまだ危険な状態だ

 

今にも飛んで行ってできることをしたい!
と考えても行けない自分がいる

 

この
4月に熊本でたくさんの仲間たちと共に過ごした

 

6月にも行った

 

地震をずいぶん昔のことのように感じてもしまうが
余震は4000回を超えていて
今回の水害被害だ

 

311大震災以降もたくさんの台風被害や
そのほかの震災が起きた

 

それら一つ一つに対してアクションすることはできない!と決め付けて
東北に集中していた

 

誠実に向き合い対処していく自信がないからだ

 

でもこれが間違いだったと気付かされた

 

311が起きて7年経っても
自分ができたことは少ない

 

6年間集中してきたつもりでも結果はダメだった

 

だとしたら
最後まで面倒みるとか考えずに
今できることをやるだけでもいいんじゃないか

 

そしてもっと人に頼ってもいいんじゃないか

 

うまく言葉にはできて来れなかったけど

 

ずっとこれまで灯し続けてきた

 

そして
そのともしびの中に
たくさんの人たちの想いが
一緒に灯されてきた

 

その言葉の一つ一つに
勇気をもらい
次の場所へと繋いで来れた

 

熊本で灯した火の数は
数えていないが

 

言葉の一つ一つはしっかりと心に刻んでいる

 

九州の大変な状況のみなさんのご無事を祈りつつも
今できることを始めます