LOVE FOR NIPPON 311

 

3月11日に震災から8年目を迎えます

今年も原発周辺地域の皆さんが暮らす仮設住宅でイベントを開催します

 

7年間ずっと通い続けて来ましたが
福島の産物や観光地など
安全でより良い形になって来ているなあと感じています

 

発災当時に比べて悲痛な叫びなどよりも
商品の安全性を訴える声の方が大きく聞こえます

 

現在も
支援活動という形で通っていますが
実際のところは原発事故被害の状況を福島の皆さんから教わっています

 

「福島こそ検査をしているから安全」

「福島は復興しています」

 

確かにその声に間違いはありません

ですが
一人一人のお母さんたちとゆっくりお話ししてみると

「いろんなことがあるけど声に出せないんです。実は、、、」

それは
放射能に対しての不安以上に
この原発事故に関しての話自体に蓋をしてしまうことです

 

原発周辺地域の避難者には多くのお金や支援が集まり
その方達が避難した先の地域の方々には何もなかったり
復興格差が生じていて、親戚同士でもいろいろな話ができずと
福島県内の中での軋轢がいたるところで発生してしまっています

 

福島県外との間にある
差別問題や風評被害も、もちろんありますが
県内の皆さんが原発事故に対して語り合うことが難しくなってしまっています

 

福島の産物を「買って応援」または
福島に「行って応援」も良いかもしれませんが
県外の自分たちがもっともっと福島各地に訪れて
一人一人の小さな声に耳を傾けて行きたいのです

 

仮設住宅にも復興住宅にも通い続けますが
こども園や小学校など地域の方々との幅広い交流を続けています
そして各地の参加してくださった皆さんが
他の地域で開催する11日にも参加してくれて
交流を持ってくれます

 

同じ地域のみでの活動ではなく県内を巡っているからこそ
見えてくる問題点があり
巡りながらつながりを作ることが私たち仕事であると考えています

 

原発反対運動をかつてしておりましたが
今はもうしていません

 

原発事故は起きてしまって
その被害は
「放射能の危険」以上の複雑な問題があることを知りました

それを教えてくれるのが福島の方々全てです

 

当時からずっと福島に暮らしている方々
避難して新しいところで頑張っている福島出身の方々
当時避難したものの福島に戻られた方々
原発周辺地域の方々
原発で働いてくれている方々

原発反対運動をしていた時も
「反対」ではなく「ではどうしたらいいのだろう?」を求めていました

 

7年間通い続けて来たことで
そろそろ福島の皆さんから授かって来た
想いのひとつひとつを噛み締めて
自分なりの「ではどうしたらいいのだろう?」を声に出していこうと思います

 

かつて反対派にいた時も
反対派に参加することが目的ではなくて
「ではどうしたらいいのだろう?」の答えが知りたくて
そしてその答えに向かうための活動のつもりでした

 

「震災」として一括りされてしまって
「風化」が進む中
311追悼という1日を過去を振り返り想う1日にしたくはなく
未だ避難生活が続く双葉町の皆さんが暮らす仮設住宅で
より多くの仲間たちとここから先の311を話し合い
始まりの1日を作り出せたらと思います

 

みなさんにお願いがあります
これからも活動を続けて行きたく
是非LFNにご寄付をお願いします

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銀行名:三菱東京UFJ銀行

口座名:一般社団法人 LOVE FOR NIPPON

(イッパンシャダンホウジンラブフォーニッポン)

店名:代々木上原支店

口座種別:普通口座番号:0052628

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ずっとお願いばかりの7年間ですが

この3月11日をみなさんと一緒に迎えることができますよう
何卒よろしくお願いいたします

 

JUNE