どんなことが起きても常に動き続けるー今日よりも明日今年よりも来年

夏の雲から秋のくもへ変わっていくなかで

正しく清くはたらく人は
一つの大きな芸術を時間の後ろにつくるのです

ごらんなさい
向こうの青い空の中を一羽の鵠がとんでいきます
鳥はうしろにみなそのあとをもつのです
みんなはそれを見ないでしょうが
わたくしはそれを見るのです

おんなじようにわたくしどもはみなそのあとにひとつの世界をつくってきます
それがあらゆる人々のいちばん高い芸術です

宮沢賢治のことば

2010.10.05


世界は不完全ではない。完全さへゆるやかな道をたどっているのでもない。世界は瞬間瞬間に完全なんだ

石はおそらく一定の時間のうちに土となるだろう
土から植物、あるいは動物、あるいは人間が生じるだろう
昔なら私はこう言っただろう
「この石は単に石にすぎない
無価値で、迷いの世界に属している
だが、変化の循環の間に人間や精神にもなれるかもしれないから
そのゆえにこれにも価値を与える」
以前ならたぶん私はそう言っただろう
だが、今日では私はこう考える
この石は石である
動物でもあり、神でもあり、仏陀でもある
私がこれをたっとび愛すのは
これがいつかあれやこれやになりうるだろうからではなく
ずっと前からそして常にいっさいであるからだ
ーこれが石であり、今日いま私に石として現れているがゆえにこそ
私はこれを愛し、その条紋やくぼみのすべての中に
黄色の中に、灰色の中に、硬さの中に
たたけばおのずと発するひびきの中に
その表面の乾湿の度合いの中に、価値と意味を見る
油のような手ざわりの石も、シャボンのような石もある
葉のようなものも、砂のようなものもある
それぞれ特殊で、それぞれの流儀でオームを唱えている
どれもが梵である。が、同時に、同様に、石である
油のようであったりシャボンのようであったりする
その事こそ私の意にかない、驚嘆すべく、礼拝に値するように思われる
ーだがこれ以上これについて言葉を費やすのはやめよう
ことばは内にひそんでいる意味をそこなうものだ
ひとたび口に出すと、すべては常にいくらか違ってくる
いくらかすりかえられ、いくらか愚かしくなる
ーそうだ、それも大いによく、大いに私の意にかなう
ある人の宝であり知恵であるものが
ほかの人にとっては常に痴愚のように聞こえるということにも
私は大いに同感だ

シッダールタのことば

2010.10.07


繰り返しくりかえし循環していくブログ

独りで生きる

私たちはみな独りで生きている

友達も恋人も

子どもも母も

行く道を長く照らしてはくれない

孤独から

わたしの知らないわたしが立ち上がる

恐れから

祖先の叡智がやってくる

性急さから

老年の粘り強さが育つ

これら記憶の影が

魂に通じる新しい道を造り

それによってわたしたちは

独りで生きることで共に生きる

ナンシーウッドのうた

2010.10.08


友人から贈られた言葉

「自分自身がいつも誰かの隣人のメディスンであることをわすれませんように」

2010.10.08


友人から贈られた言葉

「 おめでとう 」

ありがとう

2010.10.09


様々な出来事がめまぐるしく動くなかで

ゆるしの気持ちを身につければ

その記憶にまつわる負の感情だけを

心から手放すことができるのです

ゆるしとは

「相手を無罪放免にする手段」ではなく

「自分を自由にする手段」である

ダライラマのことば

2010.10.31


どんなことが起きても常に動き続けるー今日よりも明日今年よりも来年

2010.10.31