山元TIME お楽しみ会

 

津波被災地山元町でおこなっている

おかあさんたちによるモノ作り”山元タイム”の

いつもありがとうのお楽しみ会にお邪魔してきました

 

最近では福島県ばかりにお邪魔しているので

随分ご無沙汰していたお母さん達とも久しぶりの再会でした

今でも仮設住宅で暮す方や復興住宅に移られた方などそれぞれでしたが

一緒にごはんをしながらたくさんお話しする事が出来ました

 

またお邪魔したあぶくま荘では偶然福島の仮設で出逢ったご家族も

「みんなでお風呂に来ていました!」と声をかけてくださいました

 

福島や宮城にいくとたくさんの方々から

「あの時は‥」「どうしてここに?」

など声をかけられます

とてもうれしく311から今日までの自分の足跡をみるようにも思えます

 

ただ本当に復興したのだろうか?

自分の歩みは正しいものだったのだろうか?

考えさせられます

 

山元町のおかあさんたちとごはんをたべながらいろんなおいしいものの話になりました

 

「いのはながとってもここはとれるんだよ」

「福島の仮設のおかあさんたちが作ってくれるご飯の中でいのはなごはんが一番好きです」

 

共通言語があることのうれしさと同時に

「でも今たくさんとれても放射線量が高いから食べられないんだよね」

という共通認識も出てきます

また同時にもう大丈夫だという声やまだだめだ!という意見の違いも生まれます

本当に取り組むべき問題がある

その問題にきちんと向き合うためにも福島に通い続けると決めていました

でも
世間も自分自身の中でもこの問題はうやむやなままとなり

気がつけば二次災害が多く発生し手がつけられない状況になっています

 

311以降
自分自身の存在の小ささはいやというほど実感しましたが

日本が一番力を入れるべきことは原発や放射能のことであり

それらをまとめあげて、これからの世界に活かす事ではないかと思います

 

くさいものには蓋を

埋めてしまえばいい

というレベルではないことはみんな知っていること

そこで思考停止するのではなく

このできごとをチャンスとし

活かす事をかんがえることが大地からのメッセージではないかと

戦争や平和が叫ばれる中だからこそ向き合わなければいけないことだと

生きているうちに