2009 神戸
気がつけば毎年の恒例行事となってきた神戸
今年はハミングバードで桑名晴子サンのライブが行われる
そこでまずロウソクを灯す
その後昆陽池公園の復興イベントに行ってみる
強風の中頑張ってロウソクを灯しているが少ない人数で大変そうだったので
しばらくみんなで手伝うことにした
ここでともす許可をとも思ったがなんだかちがうような気がしたので
ハルさんに教えてもらった石屋川公園に移る
ここは震災当時元気村という村があった場所で
平和の火も灯された事があるという
昆陽池を離れる時から降り始めていた雨が止んだので
ここで灯す事にする
新潟と同じくらい寒く強風の中となってしまったが
これもひとつの教えと思ってみんなで灯す
後から聞いたら実際平和の火を灯した場所と同じ場所だったところで
ロウソクを灯しボビンがそこで歌った
寒い風が吹く中でひたすらにギターを弾き歌うボビンが
ロウソクを灯す事以上の
自分達のご供養の形となったと思った
その後みんなで式典のある東遊園地まで行き
そこで朝を迎える
同じ震災だがなぜか新潟とは違う印象をうける
どちらかというと広島に来ているような気分だ
毎年少しずつ記念碑などが増えていく
なんだかとても寂しい気分だ
当たり前なのかもしれないけど
なんだかとても寂しい気分になる
これはなかなか難しい感情で当分自分ではどうしようもない
自分の無力さを感じる気がした
同じ震災でも場所によって人によって被害は様々でそれぞれにドラマがある
これはきっと震災のみならず
戦争やテロでも同じだろうし、大きな一つの出来事でも、受け方は本当にたくさんの受け方がある
地震によって多くの気付きをもらった自分にとっては
学ぶべき事が沢山あるが、同時にできる事をかえしていきたい
ただそのかえし方は慎重に行わなければ
人に対してもそうだし、場所に対しても慎重に行わなければいけないだろう
神戸でしか学べない事があると思った
なかなかこの毎年の悲しみは続くのかもしれないが
それでも
ここにこの時に
できる事ならば自分もいたいと思った
JUNE