イマジン

 

2001年9月11日

あの日から

正確にいうと
あの日起きたテロに対しての世界の反応を見たときから
新しい戦争が始まった

そう思った

 

その戦争は今でも続き
むしろ広がり続けている

 

世界各地で

「テロ」はあたらしい戦争の形

「テロには屈しない」と言ったところで
どこを空爆したとしても
決して終わる事はない

 

むしろ空爆はあらたな悲しみを生み
その憎しみはまた
どこかで新しいテロとなるだろう

 

はたして
テロの被害にあった家族達はどう思うのだろうか

「いったい自分の大好きな人が何をしたって言うの?」

「たまたまそこにいただけなのに‥‥」

 

実際に被害にあった人々は

「たまたまそこにいただけ」

という理由

 

 

何年か前に起きた秋葉原での無差別殺人事件などは
「テロ」という括りにはされない殺人事件とされているが
どちらもあまり結果は変わらない

 

 

テロをおこなう、いや殺人をおこなう側にはしっかりとした目的があるが
殺される側の人は
「たまたまそこにいただけ」という理由だけだ

 

 

この際理由はどうあれ
結果だけ見た時に
いったいどこを空爆すれば
誰に対して「テロには屈しない!」と言えば
殺される側にならないですむのだろうか

 

 

今の日本の首相は
「国際社会とともにテロに屈する事なく断固戦う」と言う

 

この世界には数多くの国がある

ほんの一部の先進国と言っている国の集まりを国際社会と言う

 

その国の多くは今

空爆という無差別殺人をおこなっている

 

自分は日本人

また謝らなければいけない人々ができた

 

この一連の流れをみて
みんなが話題にしなくなっている今
あらためてそう思う

 

自分は戦争を知らない世代
戦争をしていたのはかつての日本人
若い頃はそうやって自慢していた

 

でも
今はもう直接的ではないにせよ戦争に加担している国の一人だという認識をしている

 

 

戦争と喧嘩を一緒にするのはどうかと言われるが

 

二つの力がぶつかる時には必ず
その間に入るものが必要だ

 

仲裁であったり審判であったり
双方の言い分を聞いてあげる立場など

 

日本はこれまでの歴史から
その役割を担うべき国だと考えている

 

テロという手法を終わらせるためには
「モラル」と「美意識」が必要だ

それを語る事が出来るのは日本しかないと信じている

 

今のままではだめだろうが
戦国時代を終わらせて世界と繋がり
大戦をおこない反省し平和憲法を授かった

 

そして”平和”という生き方を追求して来た日本
この国にしかできないことがあるはず

 

天皇皇后にノーベル平和賞を

 

そして皇居に「国連」を

 

世界の中心を日本にする

 

 

そして
あらためて失われつつある美意識を取り戻しそれを世界へと伝えていく

 

戦争が終わり首を切られる事もなく
平和憲法を与えられた天皇は必死に平和のための毎日を築いて来てくれた
もちろん日本人も

 

戦争が終わっても城は壊されることなく
平和憲法とともに天皇家は活かされた

 

それは
きっと世界中の人達が”平和”を望んだからだ

 

かつて日本の戦国時代の終わりのように
みんなが望んだのだ

 

国連が日本に来る事で世界のすべての国が参加し
平和のための会議とアクションをおこなう

 

また
日本の自衛隊は武器を放棄し
スーパーレスキュー隊となり世界中の人助けのための専門部隊となる

 

この
日本を守るのは国連部隊が守るという事にする

 

この世界では現在の「国」と「国」という単位でのバランスに限界が訪れている

きっともっと
新しい編成が必要と多くの人が望んでいるはずだ

「国」単位での戦争ではなくなってきているし経済格差や環境変化
宗教などさまざまな事柄から戦争が起きている

 

時代はいつも忘れた頃に天皇家を利用する

 

この時代に天皇皇后に皇居と言う城を出てもらい

 

世界の国連というものに明け渡してもらいたいと思う

 

「平和の城」としてふさわしいのは皇居をおいて他にはない

 

城主はもちろん天皇家がふさわしい
ただ天皇家は
国民の気まぐれからか
これまで逆差別かのように虐げられて来た

 

天皇家の方々がもう少し人間らしい暮らしと自由を取り戻すことも
大切な事だと思う

 

天皇は生まれたときから様々な制限をされ
ずっと戦争責任は?と言われ続けてきて
おこなってきたことは慰問や平和活動ばかり

 

どんな宗教家や活動家よりも
平和を実践し伝え続けている人ではないか

 

 

モラルや美意識を語る事

それは核兵器を持っている国にはできない

そうすべきではない

 

空爆をおこなっている国に「平和」を語る事はできない

多くの無差別殺人をおこなっている

 

平和を語るべきは日本
美意識ありルールを重んずる日本

 

日本が進むべき道はただひとつ「平和」だ

そのための城が江戸の時代より東京にあり
ずっとずっと「平和の城」となるように天皇家が命をかけて守り育んで来た

 

いまこそ
右や左と言うのではなく
真ん中の道を日本が作り示すべきだ

 

正しい道

 

平和の在り方を
ともに生きるための術を

 

 

夢のような話かもしれないし
馬鹿げているという人もいるかもしれない

でも
たくさんの人の声に耳を傾けても
原因が何であるかを教えてくれても
「答え」は教えてはくれない

 

歴史を学び

数多くのマラソンランナーが皇居を時計の逆回りをしている姿を見ると
徳川家康が浮かび、江戸時代がなぜ長く続いたのか

その前の戦国時代を

そして戦国の時代の終わりを想像した

 

いがみ合う時間も反対する時間もない
戦争をしようなんて思っていなくても
ある日突然被害者になる世界

 

今の日本にしかできないことがある

 

多くの日本人にこの夢のような話を想像してもらいたい