震災から6年が経つ
7年目が始まる
震災が起きて
津波が来て原発事故が起きて
ただ毎日やみくもに走り続けて終わった1年
2年目は
やれること全部やると言って仮設を巡り続けたけど
何も出来なかったことを福島の人達に謝った
それでも
今年こそやる!と約束し
3年目が始まる
がんばったつもり
それでも何も変えれなかった
ただたくさんの福島の人たちが助け続けてくれていた一年に感謝した
4年目が始まる
多くの人も去り
ひたすら辛抱強く続ける一年
ぽつぽつと
「ずっと何かしたいと思っていたけど何もできていなかったので、、、」
そんな新しい仲間たちが東京でも増えはじめて5年目が始まる
支援する側される側でない
みんなでつくる
「たのしいね うれしいね おいしいね ありがとう!」な月命日
大きな悲しみがあったとしてもみんなで楽しめる11日
6年目が始まる
自分に”出来ない”ことがあることを知る1年
そしてまた1年
”出来ない”ということを知る
うん
”出来ない”ことは”出来る”人に頭を下げて何とかする
ただ
それでも変えることができない1年があった
だれのせいにもしたくない
後悔はもう
したくはない
死んだ人達の声を
代弁するのではなく
今を生きている人達の声を
その声を聞いた自分がどう生きるのか
そして
そのひとりひとりが孤独を友にして死んでしまわないように
6年目が終わる今
たくさんの仲間が11日に一緒にいてくれる
自分に”出来ない”ことをしてくれる仲間たちがいてくれる
だれのせいにもせず
今を生きる仲間たちがいる
ずっとこころで繰り返す
父の言葉
「みんながやさしくなれればいいのにな」
ずっとこころで言い聞かす
「強くてやさしい人になりたい」