2016.11.11 ELDNACS 11th

 

2016年11月11日

ELDNACS 代々木上原店オープンから11年が経ちます

2005年11月11日 11時11分にオープンしました

本当は今年の11日は店にいてみなさんを迎え

パーティを開催出来たらと考えていました

でも
今年もやはり福島にいます

311以降
毎月11日は
福島で福島のみなさんといっしょに月命日を過ごしています

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思えば2001年9月11日のあの出来事からずっと長い長い旅が始まった
悲しみを灯しそして学び
この先を照らす光になる
これはボランティア活動ではない
自分が生きるということそのものである

つまり自分の人生そのものであり
そしてまたゴールも見えてはいない

今日も何人かに言われた
「JUNEさんがこうして何度も福島に来てくれる事が励みになります」

自分がしている事が本当に誰かのためになるのか?

この15年でたくさんの人を傷つけて来た
自分だったら助けられると勘違いもたくさんあった
自分の考えが正しい!といくつも成立しない夢を語って来た
どれもが半端なことばかりだった
活動家にも宗教家にも
評論家にもなりたくなかった

だから
どれもが半端で
強烈なアクションもおこさなければ
強固なチーム作りもしなかった

大衆の
一般の
平均的と思っている人達
その人達こそが
本当は一番恐ろしく
敢えて言うならば戦うべき相手だと思って来た

そんなことを理由にしていたのかもしれない

何度も行く事が大切なのか
何年も続ける事が大切なのか

若い時は違う!と言っていた

歳をとった今も違うと言いたい

経緯や行為が大切ではなくて
結果が大切だと
今も思っている

ただ急に進化が起こるわけではなく
常に進化、変化が起きているのだとしたら
瞬間、瞬間の結果を意識することが大切なのではと考える

毎日あらゆるニュースが流れ
それぞれの評論を聞き、それぞれが想いを語ったりする

当事者のその瞬間の結果は知っていても
当事者のその後の事を知る人は少ない

悲しみはなくならない

けどそこから生まれなくてもいい”憎しみ”をなくす事は出来る

福島の原発事故を

戦争やテロを

ひとつひとつの問題が何故起きたのかを解明したいのではなく

現在も続く問題を解決したいのと

あらゆる問題を解決する癖をつけることが大切だ

 

あれのせい
これのせいだからと言って思考停止になるのではなく

そこから学び、活かす事で世界が変わって行く

もっともっと福島で起きていることを
たくさんの人が議論することで
答えが見えてくると思っていたが
思考停止が始まっている

あらためておねがいします

11月11日にキャンドルを灯して下さい

そして福島で灯している自分たちのことを想像してみてください

震災から6年目

きっとそこには悲壮感はなく
笑顔が溢れていると思います

ボランティアとか仕事とかでは括れない
それぞれの”生きる”が集まり
輝いていると思います

そして

どうかみなさんの”今を生きる”にも繋がりますように

 

2005年11月11日から11年
ELDNACS 代々木上原店はたくさんの人達のおかげで11歳を迎えます

あらためて
感謝いたします

2016.11/11
CandleJUNE