中国へ at CLASKA

中国へ

8/15終戦記念日

今年はどこでろうそくを灯す?

広島、長崎を訪れ始めてから被害を受けた歴史ばかりではなく

攻撃をした歴史も同じ様に廻りたい

そう思ってはいたもののなかなかきっかけがもてなかった

それが終戦60周年という事も手伝ってか

様々な人の繋がりから中国行きが実現しました

中国に日本軍が置いて行ったもの

そんな中に化学兵器もありました

今中国ではその被害で苦しんでいる人達がいます

8/15戦争は終わった

日本では終戦記念日として静かに式典が行われる

中国では抗日戦争勝利の日としてお祭りのような喜びの式典が行われる

日本のテレビでは広島や長崎の悲しみがドラマとなっている

中国では悪者の日本人達が極悪非道の限りをつくし

そこに英雄的中国人が立ち向かって行き勝利するというそんなドラマがやっている

でも未だに戦争の終わっていない人達がいる

8/15終戦記念日の夜チチハルの町の中にある教会でロウソクを灯す事が出来た

ミサの後一人静かに灯し祈ろうと思っていたら

神父が信者の人達に自分の事を話してくれ、共に灯し共に祈ろうと言ってくれた

祭壇にロウソクを灯しているといつの間にか信者の皆も教会のロウソクを手に

自分を囲む様に集まってきた

神父が自分の横に寄り添う様にして賛美歌が始まった

その歌声はいくつもの色となり光りながら自分の体に向かってきた

ふと2002年の旅でアメリカンインディアンの方達が

セレモニーを開いてくれた時の夜を思い出した

その夜は特別なセレモニーを開いてもらっていたのだが終わってから

最後にひとりの女性が唄を贈りたいということで

自分一人だけに静かに歌ってくれた

子供達が旅立つとき無事を祈る特別な歌らしかったのだが

それまでずっとあった不安な気持ちや孤独感を

体の奥の方から温かく包み込み勇気づけてくれた

教会での賛美歌がその時を思い出させた

たくさんの人達のエネルギーの流れがはっきりわかり

みんなのチカラが自分の光をより大きくして天に向かわせた

大げさな言い方をしているかもしれないが

この瞬間を感じる為に旅に出ているのだと思う

悲しみを共有し共に学び、そして生きていく

共有出来る事に感謝し、共に喜びあう

その道のりの始まりでしかないかもしれないが

8/15を中国の人たちと一緒に祈る事が出来て本当に嬉しかったです

教会を出てからも多くの方々が感謝してくれました

短い期間で出逢った人は少ないかもしれないが

大切な友人が沢山出来ました

JUNE

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