夏至の日

reports_20040311

6/21 夏至の日

アメリカの先住民ラコタ族の精神的指導者
チーフ、ア-ボル・ルッキングホースが2001年より行っている
World Peace & Prayer Day が今年日本で開かれることになりました

自分はその呼びかけ人のひとりとなっています

自分の家庭はみなクリスチャンでした
小さい頃からキリストの教えを聞き日曜日には教会へと
今の自分を作る重要な要素のひとつとなったと思います

教会から世の中の矛盾や社会の仕組みを学びました
その時そこには明るい未来をイメージできることはありませんでした
そうは言ってもこれから先一人で生きていくというとき
生きるかどうかも考えていた十代
何人かの人と音楽やアートとの出逢い
そしてそこで学んだ事をより具体的にわかりやすくしてくれたなかのひとつが
アメリカンインディアンの考え方や教えでした
それ以降改めて聖書やその他の宗教も興味をもちました

2002年のアメリカの旅の多くはアメリカンインディアンとの交流でした
若い時にインディアン関連の本を何冊か読みたくさんの事を学んだ時
次にすることはアメリカにいって実際彼等に逢うことよりも
自分が産まれたこの国の歴史や文化を学んだり
この国にこの時に生まれた意味を探す事だと思いました
それから10年日本の旅の先に
アメリカにも行く必要ができました

はじめて逢ったアメリカンインディアンはかなりのジャンキーでした
現実の彼等の環境も知る事が出来ました

クレイジーブルというチーフに逢ったとき言われました
”お前達が来る事は知っていたすべてはあの雲達が教えてくれる”

サンダンスフィールドで灯させてもらったときや
いくつかの聖地とよばれる場所で灯す時
メディスンホイールの意味を教えてもらいながら灯しそして祈ったとき
ドラムチームやダンサーやシンガーやチーフの人達が集まってくれて
パイプセレモニーを開いてくれたとき
すべての時に自分は自分自身を感じ世界の事すべてが理解できました
うまくはいえないので今はそうとしかいえませんが
そうかんじました

よく自分は行動的といわれますがむしろすべての事に対して慎重で
できることならあまり冒険もしたくない
ささいなことも考え過ぎるくらいだと思っています

今年の旅のなかにこの夏至の日の出来事が自分にとってどうゆうものになるのか
またこの儀式に自分が参加する資格があるのか参加してなにができるのか
このお話を頂くまでの経緯や出逢いなどを年末広島にいく車の中考えていました

ろうそくを灯す事しかできないが
アフガニスタンでは一晩中灯すこともできず
富士ロックでは雨にやられました
世の中の争いもひどくなるばかり
2003年は自分の無力さを感じることが多くありました

ただ原爆ドームの前で考えた結果
今年も自分の出来ることを精一杯やるしかないと
夏至の日もなんでもいいから自分に出来る事をしようと
そしてこの先の未来はどうすれば良いかその場から学ぼうと思います

よくあたたかい手紙をイベントに来て下さった方から
頂くのですがそのいくつかに
わたしも平和を願う者のひとりですが
実際どうすればいいかわからないですというひとがいます
6/21に参加することで何かがかわると思います
どんな集まりになるかわかりません
勝手かもしれませんがそのイベントから多くを求めるのではなく
平和を願う気持ちから参加できれば
きっとなにかが変わっていくとおもいます
自分もその時その場所にいられるように日々精進したいと思います

2004.03.11 JUNE

★詳しくは、http://www.wppd2004.org/index.htmlへ。