REPORT 2007-DEBLI project×CandleJUNE-
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6.21夏至を終えて動物達の向かった先 陶器で出来た11種類の動物達 ある日突然うちにやってきた |
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彼らに聞いた所ここに来る前はある大きなお祭りで “螺旋”といってぐるぐるぐるぐる輪をつくり行進してたという ある夜 彼らはうちを出て、北へ北へと向かいはじめた びっくりしてあわてて後を追う |
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だいぶ来たところで、カメラマン「タロウ」君と偶然会った 「何をしてるんだい?」 「動物たちの後を追っているんだ」 「おもしろそうだね、丁度ぼくはカメラをもっているし、一緒にいくよ」 そうして動物達が向かうその先へ、わたしとタロウ君は付いていった |
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動物達はなにも言わず、ずんずん歩いていく ずん、ずん、ずん、ずん そして、ある場所で、動物達は足をとめた その村には美しい自然があり、美しい人々が暮らしていた しかし、動物達の視線の先にあるのは、その美しさではなく もくもくと煙をあげる煙突だった |
村のひとたちに聞くと
それは原子力発電所で使われた核燃料を再利用するための施設だという
むかしは相当反対したんだけどね…もう建っちゃったからね そう言った村の人は自分の仕事に戻っていった |
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そういえば今は東京で“ストップ六ヶ所”なんて言われている この村の人達の営みもストップなのかな 動物たちは何を思っているのかな 工場を作っている人達も 反対している人達も みんなみんな 同じことを言う |
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“未来の子供達のために” ものを言わない動物達はリサイクルされていく この工場もリサイクルのためという それでもたくさんの放射能をだして 汚染されたゴミをだすみたい |
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未来のエネルギー 未来の子供達のために電気を残すのではなく いつまでもおいしい食べ物が地球から頂ける方がいいなあ きっとそうしないと未来に子供もいなくなるのでは |
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怖い想像ばっかりしてしまったけど ものを言わない動物達は黙って工場の煙をみていた |
